カネは天下の回りもの、の本当の意味を知っていますか?大城太
カネは天下の回りもの
カネは天下の回りものという言葉を
ある種、運頼み的に考えたり、そのように捉える人は多くいます。
しかし、華僑流は違います。
そもそも華僑にとっての天下と私たちに日本人にとっての天下は違います。
日本人が天下というときは、世間のことを言います。
華僑が天下というときは、仲間のネットワークのことを言います。
天下=ティエンシャー と発音して同じ漢字です。
日本人的には、世間を回っているお金ですから、
どことなくどこか他人様のお話のような
自分とは関係ないで的な響きがあります。
ですが、華僑的には
仲間のネットワークですから、
そこに自らお金を投入していくのは、善なのです。
仲間内で回っているお金ですから
その回す器であるネットワーク(天下)を広く深くすることが
人生にとっても大事な命題になっています。
では具体的に仲間のネットワークとは
どのような人たちなのでしょうか?
会社もそうですし、
同窓会に顔を出すならそれもそうです。
町内会もPTAも業界団体も全て天下です。
この天下でどのような立ち振る舞いをするのかが
自分におカネが回ってくるかどうか、と考えているのです。
なので、天下以外には全く興味を示しません。
日本人と似たような顔なのに
パッと見て華人とわかるあの仕草笑
全く周りに興味のない仕草表情はそこからきています。
日本人もこの天下の捉え方をすると
景色が変わります。
私はこれを知ってから
自分の天下を大事にするようになりました。
天下を大事にする、
身近な人を大切にする、ということです。
関係のあった人を大切にする、ということでもあります。
自分の天下の棚卸をしてみましょう。